FORCE,  LUNKHEAD曲解説ブログ,  アルバム

HEART BEATER

HEART BEATERは
どうやってできたんだっけかなあ?
とにかくリフができなくて
山下君、最高のリフを頼む、と、無茶振りして
そしたら山下君はあのライトハンドのリフを繰り出した。
実質FORCEの1曲目なんだけど
LUNKHEADあるあるでなぜかアルバムの1曲目をだんだんやらなくなっていくパターンのひとつでHEART BEATERも次第にやらなくなっていった。
多分、同じテンポ感なら闇を暴けとか
そっちの方が盛り上がるからっていう
HEART BEATERに取って代わる曲がその後できちゃったからだと思う。
それに、頭の入りが意外にまったりしてるというか、オラオラ感がないのも理由なのかな。

ところがどっこい
最近割とよくやってる気がする。
桜井さんが結構好きなのと
ドラムで繋ぎやすいので曲を繋いでMCする時に使いやすいのと
あれ?久々にやったらこれすごい良い曲じゃね??
と思ったのと。
この曲もマスター桜井に救済された一曲である…

全体的にリフもAメロもサビもずっと
Em-6 Fadd9 G Am7の繰り返しで
シンプルな構成なぶん
2番後のG#M7 A#69 Am7の
跳んで〜超えて〜からの
Cの7thスケールになるところのゴツさが余計に際立つ
と思ってる。
複雑な展開とコード進行の曲も面白いけど
こういうシンプルなコード展開で
抑揚をつけてサビで爆発させる曲も楽しい。
あと、歌詞が
元気が出ていいね〜
たまには意味もなく汗を掻いていようぜ
泣いたり笑ったり叫んだりしようぜ
とか。
ライブっぽいよね。
ライブの時のみんなを思い出しながら書いてたんだと思う。
あと、いつだかサービスエリアで子供達が
キャーって笑いながら走ってて
あのくらいのころってただみんなで走ってるだけでなんだかおかしくて笑けてきちゃってたよな、と
山下君と話してて
その感じも思い出して書いた。

タイトルを結構みんなで悩んで
ナンバーガールに
EIGHT BEATERという名曲があるんだけど
それをもじって
HEART BEATERとはどうか?と。
HEART BEATER
もちろん、心臓を打つ人、生きてる人って意味なんだけど
BEATERに、ポンコツの車って意味もあって
それもなんかいいよなあって
俺らの心なんてポンコツだけど
でも、それでもこの心臓は精一杯鳴ってんだ
俺ら精一杯生きてるんだって
それってすごくいいじゃん、って。
そうやってHEART BEATERは
HEART BEATERとなった。

(Vo.G.小高芳太朗)