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はじまれ

はじまれは2017年の秋に曲がボコボコできはじめた頃の最初の方にできた。
No.1がソロアルバムのそれでもに入ってる「未来」
No.2がメンバーにも聴かせてないヘボ曲
No.3が朱夏で
はじまれがNo.4だったんだけど
はじまれができた時
自分の中でもキター!!感があったし
メンバースタッフに送っても
これがシングルかな感があった。
No.3からNo.7までまとめて送ったのかな?
なんというか
デモの段階で
有無を言わさぬポジティブな感じがあった。
圧倒的な肯定感。
CメジャースケールにおいてのGの使い方についてって前に書いたかなあ。
Cメジャースケールにおいて
CとかFとかAmは
その展開の中で着地した感じがあるので
その展開の中で頭や終わりのコードになる事が多い。
一方Gは次の展開に向かって開けていく響きなので
サビ前のBメロの最後とか
フックで使われる事が多い。
だけどはじまれの頭のリフはまさに
このGからはじまる。
どんどん開かれ続けていくようなこの感じ
自分的にはちょっとこのリフ
フーファイターズぽいな〜と思ったんだけど
どうなんじゃろ。
この曲はもうめちゃくちゃ肯定してる歌詞にしたいなー!と思って
俺の中の全週刊少年ジャンプ感を駆使して
歌詞を書いた。
もう目指す頂ははっきりと見えてたので
割とすぐ書けたと思う。
週刊少年ランクでも話したけど
信じ抜く覚悟を、のところ
最初は信じ抜く勇気を、だった。
でもなんか、勇気じゃねんだよな
何が何でも信じ抜く「覚悟」なんだよ!!
俺が憧れるジャンプのあいつらは!!
と、いうわけで
信じ抜く覚悟、になった。
非常に気に入っている。

エンディングの展開だけちょっと揉んで
最初のデモでは、
さあ〜あ〜あ〜あぁあ〜は〜じ〜ま〜れ〜♪
のところがなくてそのまま最後のところに展開してて
ちょっとサッと終わりすぎんかね??って話になり
うーん…どうしよう…?
ってなったところに悟が
もうサビ半分後奏で足したらいいんじゃない?
と言ってくれたおかげで
さあ〜あ〜あ〜あぁあ〜は〜じ〜ま〜れ〜♪
が言えたので
ほんとにナイスアシストだった。
あの部分がなかったら
タイトルの「はじまれ」もなかったかもしれない。
はじまる、でも、はじまり、でもない
「はじまれ」
力強いよな〜
このタイトル大好き。
これ実は、最初は「始まれ」だった。
配信のジャケットを直球デスクHIが組んでる時
データを送ってきては俺が
文字の角度がそうじゃない、とダメ出しするってのが続いた中で
デスクHIが間違えて
始まれをはじまれ、とひらがなにしちゃって送ってきた。
それで、あ、はじまれの方がいいじゃない、と思って
はじまれになったっていう。

心音
アウトマイヘッド
はじまれ
の三部作の
漢字カタカナひらがなの並びもよいと思った。

リリースしてから一年間
ライブの度にほぼ毎回やり続けてきたけど
全然飽きないどころか
やる度に力強くなっていく気がする。
はじまれを歌っている時は
なんだかスターをとったマリオみたいな気持ちになる。
この曲が作れてよかった。
音の全部が、言葉の全部が好きだ。
負けない力を
信じ抜く覚悟を
さあ、はじまれ!!

(Vo.G.小高芳太朗)