LUNKHEAD曲解説ブログ,  plusequal,  アルバム

光のある方へ

朱夏のブログで、去年の秋頃から海北君とちょいちょいスタジオに入ってた話を書いたけど
その頃自分用に作ってた曲で
どうもLUNKHEADよりもLOST IN TIMEぽい曲だな…と思った曲があって
いらなかったらボツにしていいから、と
海北君にあげたことがあって
そしたら逆に海北君が
LUNKHEADって、サビで広くなる曲多いけど
逆にサビで展開が早くなる曲ってないよね〜
こんなのどう?
と、ワンコーラス、ラララ〜で歌ってくれた。
(なのでもしかしたら今後、LOST IN TIMEの曲でも俺と海北君の共作曲が世に出るかも??しれないし出ないかもしれない)
お互い飽くまでネタ提供だからコード変えようがメロディ変えようが好きに使おうって事で
海北君が歌ってくれたのを録音したボイスメモを元に曲を詰めていったら
見事に2人のアイデアを混ぜた感じになった。
頭の「光のあるほうへ」のところは海北君
「涙を流せる方へ」のところから俺
「幸せが消えないように」のところは海北君
「暗闇で星が輝くみたいに」のとこから俺
2サビ後の
「癒えない悲しみや〜」は海北君デモだとBメロだったところで。
海北君デモをA、B、サビのパーツに分けるとして
そこに俺が足したものをA’、サビ’とするなら
全体の構成は
A→A’→リフ→A→A’→サビ→サビ’→リフ→
A→A’→A→A’→サビ→サビ’→B→
サビ→サビ’→アウトロ
っていうことになる
ほんとに俺と海北君でキャッチボールをするように曲が展開していく。

この、キャッチボールしてる感じが
海北君とだから余計に嬉しいというか
気に入ってるんだよな〜
メンバーも、これは新しい!と(そりゃそうだ)気に入ってくれて
アレンジもスイスイだった。

歌詞もやっぱりLOST IN TIMEを意識して
敢えての心の歌って言葉を使ったり
(歌詞上の表記を最初はココロノウタにしようかと思ってたけどさすがにやりすぎなのでやめた笑)
2番のAメロはつばきのなおちゃんのことを考えながら書いた。
なおちゃんは一生のりちゃんの事を愛して生きていくのだろうけど
でも独りで生きていかないで欲しい。
生きてる誰かと幸せになって欲しいし
俺らも多分のりちゃんもそれを望んでいる。
のりちゃんを愛したままのなおちゃんごと受け止めてくれる人にどうか出会って欲しいと思ったんだよ。
余計なお世話だけど。
でも、そういうふうに仲間のことを歌えたのも
きっと海北君と一緒に曲を作ったからで
こんなに優しい気持ちで歌詞を書けたのは
海北君のおかげだ。

レコーディングして、出来上がった音源をもちろん真っ先に海北君に聴かせたら
今まで一緒に作ろうみたいな話をいろんな人としたけど、実際本当に形になった事が初めてだったらしくてとても喜んでくれたんだけど
「いや、もう2Aに上ハモまで当ててくれて感無量っす…」
って言ってて、そこかよ!と思わず突っ込んでしまった。

今、つばきフレンズの松山ワンマンからの戻りで
となりに海北君が座っててこのブログを書いてる。
なんだか変な感じ。
ツイッターでもつぶやいたけど
つばきフレンズは俺らをひとつにしてくれた。
俺らもういい歳でみんな崖っぷちで
若い頃みたいに守ってくれる大人も減って
その分経験も積んで
自分らだけでなんでもできるし
できなきゃ生き残っていけなくなった。
だけどそこに支えあって助けあって刺激しあって一緒に踏ん張っていける仲間がいるのは
本当にものすごい力になるんだよ。
そのことに俺らは、つばきフレンズで気付かされたんだなあ。

(Vo.G.小高芳太朗)