LUNKHEAD曲解説ブログ,  シングル,  プリズム

桜子

桜子の存在を、すっかり忘れていた…
プリズムってカップリング2曲だったんだ…

桜子を作ったのは2001年の夏か秋か
桜子はぶっちゃけると山下君の姪っ子です。
産まれたての赤ちゃんの桜子の写真を見ながら
山下君と作った。うちで。
その写真の中では、窓から陽が差す部屋で桜子が寝ていて
桜子は春に産まれたのでまだ夏を知らない。

その写真を見ながら山下君とふたりでギターを弾きながら歌詞を書いた。うちで。

そんな桜子もすっかり美しいお嬢さんに育ち
もう大学生になった。(しかもKO)
赤ちゃんだったのに…
時の流れに戦慄する…

2001年に作った桜子は
2002年2月にクロスロードスタジオで録った独り言には「櫻」というタイトルで収録されている。
その後プリズムで再録された時は桜子にタイトルが変わっている。
なんでやろ??
曲の頭でよく聞くと
さく らこ
とカウントをとっているんだけど
そのせいかもしれない。
ちなみにこれ
ナンバーガールでよくあるやつ
有名なところだと
メジャー1枚目のスクールガールディストーショナルアディクトの1曲目のタッチの頭
殺!伐!
バーーーン!!
と曲に入るやつ
あれをさりげなくオマージュしている。
こんなとこにもナンバガ愛!!

桜子は俺と山下君で
まんま、自分が詞とメロディを作った部分を自分で歌っている。
なので、プリズムバージョンの時も山下君は自分で歌わなければならなかった。
(普通に考えて聴いた声の感じが全然違うから
わかりそうなものだけど
意外にもフルコーラス俺が歌っていると思っている人も多かった。)
なので山下君はちょっと緊張してて
俺の歌の師匠、佐藤涼子先生(通称りょんりょん先生)のスタジオに、歌入れの当日二人でレッスンを受けに行った。

基本的に俺と山下君のフォークデュオ的な曲なので
龍と悟はほぼやることがない。
悟はなんとなくベース入れたんだっけかな?
龍は
山伏がもってそうな
鈴がいっぱいついた楽器
(名前がわからない…結構どこのレコーディングスタジオにも置いてある
クリスマスソングとかに重宝されるアイツ)
を無理矢理入れてみたんだけど
マラカスとか
パーカッション楽器ってシンプルがゆえにほんとに難しくて
鈴がいっぱいついた楽器を龍がレコーディングしてる時
これでいいのかなあ?的に
ずっと首を傾げながら演奏してた。
それが
コンソールルームのモニターにずっと映っていた。
とてもシュールだった。

(Vo.G.小高芳太朗)