LUNKHEAD,  LUNKHEAD曲解説ブログ,  アルバム

虹もやっぱりリフからできた。
ほとんど、俺の手グセみたいなフレーズだと思う。
当時、曲出しレコーディングの音源を
家に遊びにきた友達に聴かせたら
虹を聴いて
これシングルじゃね?
っと言われた。
俺も、とてもいい曲だと思ってたので
ありえるな〜と思ってたけど
気づいたらレア曲の類になってた。
こないだ下北沢GARAGEの男限定ワンマンで久々に演奏したけど
楽しいじゃないか。
アレンジがすごく凝ってて
間奏とかとても作り込まれてる。
アウトロの終わり方もめちゃくちゃ変則的。
スタジオでアレンジを練ってる時
終わり方どうしよう?ってなって
行き詰まっちゃって
ちょっと休憩しようかって
みんながスタジオからいなくなった時に
天から降ってきてしまった。
この曲も龍が歌詞を書いてる。
この頃はもう、レコーディングに向けて
まとめて何曲も歌詞を書かなきゃいけない感じになってたので
(そりゃそうだ。なけなしの曲のストックがたまったと思ったらミニアルバム出しちゃうんだもの)
俺の負担を減らすって意味も少なからずありつつ
龍も歌詞を書きたいって言ってくれたので
歌詞を書いてもらったんだけど
この曲だから!みたいな感じではなく
なんとなく、これ歌詞書く?
みたいな感じだったと思う。
龍の歌詞はわりと抽象的で
俺はいちいち全部説明したがりなので
ああ、こういう感じでもいいのかあ、と
勉強にもなった。

虹は、ライブではあんまりやらなくなったけど
ヨシモン&ソーファンクルがまだふざけてないで
まじめにLUNKHEADのカバーなんかをやってた頃によくしっぽりバージョンで歌っていた。
2010年の絶体絶命のみかん祭 in 新木場STUDIO COASTで
ヨシモン&ソーファンクルが出現した時
当時はまだサポートとしてLUNKHEADを手伝ってくれてた桜井さんをパーカッションに
夏の匂いのストリングスアレンジをしてくれた吉澤瑛師さんをキーボードに迎えて
演奏したあの日の虹は
音源化したいくらいよかった。
せめてもぎたて!みかん畑の特典とかにできれば…と思ったけど
いやこれLUNKHEADじゃないから…
と、ボツになった。
資料として録画してたビデオを見たら
カホンを叩く桜井さんの両手が
ピチピチと跳ねる活きのいい魚みたいで
とても綺麗だった。

(Vo.G.小高芳太朗)