白濁
2001年かなあ?
とにかく
上井草のうちのアパートだった。
思いついたコード進行を
泊まりにきた壮に聴かせた気がする…
そして壮がすぐにリフを思いついて
とんとんとんと曲ができていって
おお…すごいな俺ら…
となった
ような
気がする…
アウトロの感じは
完全に
ナンバーガールの日常に生きる少女
みたいにしたかっただけ、的な。
日常に生きる少女を始めて聴いた時
こんなんありなんや…かっけえ…と思ったものだった。
リフももちろんショートディレイをかけて
完全に田渕ひさ子サウンドを目指している。
ハイラインレコードで売ってたカセットテープのバージョンは延々と長いアウトロも最後まで収録されてるんだけど
地図に収録する時に
アウトロが長すぎるって事で
やむなくフェイドアウトになってしまった。
ライブだとバンバン曲をたて続けにやる時はアウトロをやらなかったりもしてた。
そして、唯一、悟がタイトルを考えた曲だと思う。
たしか。
ガレージに行く途中
下北沢の西口のスターバックスの横あたりで
タイトルなにがええかなあ?
と俺が言ったら
「白濁」
と悟がボソッと言って
歌詞とあんま関係ない気もするけど
なんとなくしっくりきて
そのまま白濁に決まったんだけど
悟が白濁って言うと
なんだか秘話に思えてしまうのは
何故だろう…
最初、ラストのサビでちゃんと救われるように歌詞を書いたんだけど
なんか嘘っぽいな、と思って
救われないままに書き直した。
歌詞の中に出てくる「君」は
昔の「僕」です。
白濁と物思いに耽る庭をセットで聴いたら
そりゃ、暗いバンドだと思われるよな…
(Vo.G.小高芳太朗)