ENTRANCE 〜BEST OF LUNKHEAD age18-27〜,  LUNKHEAD曲解説ブログ,  シングル,  地図,  白い声

前進/僕/戦場へ(後編)

2000年12月24日
下北沢屋根裏の昼
オーディションライブ
LUNKHEADは無事合格した。
その時の店長の内田さんの言葉を
俺らは一生忘れることはない。
「ライブハウスの常連なんてカッコ悪いからさっさと卒業してください」
あの言葉がなかったら
俺らはオーディションに受かったぐらいでいい気になっていたかもしれない。
あの言葉のおかげで俺らはずっと
前に進むためにもがき続けられた。

そんな感じでLUNKHEADはいよいよ下北沢のバンドシーンに参入していくわけだけど
当時の俺らはあんまりキャッチーな曲がなかったので
前進/僕/戦場へはやたらと浮いて
セットリストの入れどころが難しかった。
やたらと浮いてしかも
やたらとバンプのパクリバンプのパクリと言われるので腹が立って封印してしまった。
当時は誰でも彼でもなんでもかんでも
男4人でバンド組んでればバンプぽいと言われた時代だった。
それだけバンプの影響力が凄いってことだけど…

そして時は流れ2003年
白い声のカップリング曲どうする?
ってなった時に
あらゆる曲を一応すべて提出したら
圧倒的に大人の人達がピンときたのが前進/僕/戦場へだった。
だったら、ライブでやれないようなアレンジに変えてしまえ〜と
それまで普通のギターロックなアレンジだったのを
ピコピコの4つ打ちサウンドにリアレンジしたら
さらにポップでキャッチーになって
ますます受けが良くなってしまった。

そして初ワンマンのQueで
せっかくレコーディングしたんだし
一回くらいライブでやってみよう
ってやってみたら
これまたお客さんの受けがよく
それっきりのつもりがいつのまにかライブの定番曲になってしまった。

定番どころか
地図でもアルバムバージョンとして録り直し
夏の匂いのカップリングでもage.26バージョンとして録り直し
アコースティックベストにも入ってるので
なんと4回もレコーディングして音源化している。

そして未だにライブのど定番として
1曲目でも序盤でも終盤でも
ダブルアンコールでも
どこでやっても必ず盛り上がる
鉄板ソングとなってしまった。

2年も封印されてたのになあ。

でもまあほんと、大変お世話になってます。

(Vo.G.小高芳太朗)