小高Blog

「ATOM」「VØX」終了!〜そして「[vivo]」「青に染まる白」へ〜

「ATØM」「VØX」再現シリーズ(と言っても2本だけど)が終わった…!!
大阪も名古屋もものすごい盛り上がりだった。
一体感、というのとはちょっと違う。
どこを見ても、誰と目が合っても
一人一人が、めちゃくちゃいい顔をしてくれて
それが前の方から後ろまでくまなく
その結果、会場全部がひとつの塊みたいな感じで
とてつもない正のパワーに溢れてて
いや~すごかった!!
それだけの思いをみんなが
このATØMとVØXってアルバムに抱いてくれていたんだな、と思うと
やっぱり嬉しくて。
ATØMのころは色々あって
今振り返るとまあ、小さいことなのかもしれないな、とも思うけど
(最近、脱退したメンバーがサポートでライブに参加、とか普通に聞くし)
でも当時の俺らにとってはとても大きなことで
ファンのみんなにも不安な思いをさせたと思うし
聞きたくない声も聞こえてきたし
離れていってしまう人もいたけれど
続けてきてよかったなと思いました。
本当にどうもありがとう。

さあ!そしていよいよ「[vivo]」「青に染まる白」再現シリーズ!!
熾烈なライブになりそう…(俺が)
完全に今の4人体制になって
この4人で初めて作ったアルバム[vivo]
そして青に染まる白
思い入れを話しだすと止まることを知らないので掻い摘むと
メンバーが変わって劣化したなんて絶対に言わせない、と
[vivo]を作る時は全員明らかに鋭さが違った。
これでいいかな、のもう一歩先に全員が向かおうとしていた。
その一方で歌詞はまた俺自身のパーソナルな変化によって
かな~りしんどめな世界観になっていった。
(あまりに歌詞が重いので、曲によっては
イケイケになってるメンバーの意気が沈むといけないから
いつもなら書けたらすぐ見せる歌詞を歌入れまで見せなかったほど)
なので[vivo]はLUNKHEADの13枚のアルバム、3枚のミニアルバムの中でも
ちょっと特殊というか
内に秘めた暴力性、とでもいうのか
音もアレンジもイキリ倒してるし
アルバムを通して聴くと、自分たちでも今だに心も体も結構疲れる。
そのくらい、良くも悪くも「強い」アルバムになったなと思う。
良くも、悪くも。
そしてこんなアルバムはもう作れないだろうな、という思いと
じゃあ次何を歌えばいいのだろう、という思いと
そこからの帰還が青に染まる白だった。
30超えてもダサくても痛くても
青臭いこと歌い続けてたっていいじゃないか、と開き直った
ある種、腹を括ったアルバムでもあった。
ボビー湯浅と一緒に作った最後のアルバムでもあるし。
(ていうか、まあ、結局のところ
どのアルバムにも思い入れがあって
どのアルバムもその時の転機であるわけなんだけど)
次にどういうことを歌えばいいのかって思っていた時に
最初にできたのが明日という曲で
そこから一気に自由になっていった感じ。
これはねえ、[vivo]と青に染まる白は全然雰囲気違うアルバムなんだけど
[vivo]のツアーで、螺旋をね、お客さんがみんなニコニコのノリノリで聴いてて
聴いてっていうかウォー!!って盛り上がってくれてて
それで、えぇ~!!?そんな感じなの~??と、俺がびっくりして
なんでも自由なのだな~と気づかされたっていうのが青に染まる白に繋がっていたりして
俺の中ではそれがひとつの気づきだったのです。
(気づきというものは求め続けていると日常のふとしたところに転がっていたりする
それこそ求めていなければ気づかないような場所に)

しかし!それにしても2枚ともキーが高い!!
しかも本編で21曲もある!!
これは熾烈!!
だけどもめちゃくちゃ楽しみでもある!!
どんなライブになるだろう??
これまた松本と東京の2本しかないのが申し訳ないけども
絶対に見逃さないでほしい!!
お待ちしてるんだぜ!!

10月28日(土) 松本ALECX

11月3日(金祝) 渋谷eggman