FORCE,  LUNKHEAD曲解説ブログ,  アルバム

不安と夢

不安と夢は
スタジオでセッションしてて出来ていったので
珍しく作曲者の名義がLUNKHEADになってる曲で
セッションしながら出来ていったオケに後から俺がメロディを乗せていった。
久々に聴くとカッコよいなあ。
ドラムソロもベースソロもギターソロもあるし
ラスサビなんか歌そっちのけで山下君が祭りあげている。
ただ、凝り過ぎて
曲中、ほぼ全編シンコペーションでキメまくりなので
歌いながらバッキングを弾くのがとにかく面倒くさい。
特にサビ。
歌にもギターにも集中していないといけないので
ライブだと目を閉じちゃって
あんまりお客さんとコミニュケーションがとれない。
経験的にそういう曲は総じてライブであんまり盛り上がらなくなってしまう。
そうやってライブでやらなくなっていった曲は結構あるけど
不安と夢はその中でもトップに君臨するんじゃないかというくらい
久しくやっていない。
そういう曲も俺が敢えてギターを音源通りに弾かずに
歌うことに集中したり、手を使ったりすると
盛り上がる曲に化けていったりもする。
なんならギター自体弾かずにハンドマイクになった方が盛り上がる曲もある。
ぐるぐるとか
実は音源だとめちゃくちゃギター弾いてるんだけど
いつからか弾かなくなってしまった。
不安と夢はALL TIME SUPER TOURでやるのだろうか…

今、音源に合わせてギター弾いてみたんだけど
うーん…いけそうだなあ…

やるかあ。
桜井さん、すみません。練習しといてもらっていいすか…?
でも需要あるんかなあ。。
やって盛り上がらんと凹むしなあ。

5月にやった猪突猛進のみかん祭の第一部のリクエストライブは
それはひどいものだった(楽しかったけど)
マニアックすぎて。
全曲知らんという人もかなりいたんじゃないだろうか(まあ楽しかったけど)

第二部のplusequal全曲ライブの方が
全然盛り上がった。
出たばっかりだというのに。

や…やっと知っとる曲が始まった…!!
という空気感に満ちていた。

不安と夢
どうなんだろうか。
やるかあ?どうかな?

不安と夢は龍が歌詞を書いて
亡霊という言葉がキーワードということで
タイトルを「ファントム」にしたいと言ってきたんだけど
どうもファントムという字面が
オペラ座の怪人を彷彿とさせられてしまって
うーん…どうもなあ…そういう感じじゃないんだよなあ…
なんかもっと泥臭いイメージなんだよな…
となり
ただどうしてもファントムというキーワードは譲れなかったらしく
今はなき一口坂スタジオの会議室でうんうん唸りながら
何かいい落とし所はないものか…とみんなで悩んでいた。
で、結果たどりついたのが
「不安と夢」と書いて「ファントム」と読ませる
というアイデアだった。
不安と夢って表裏一体だし
どっちも亡霊みたいなものだよね
そして不安と夢を歌ってる歌詞だよね
ってことで
龍もたいそう気に入っていたと思う。
何より、こういうダブルミーニング的なことを
ボビーがこよなく好むので
めでたく不安と夢に決まった。
確か、行き詰まって場がシーンとしてしまった頃
俺がうんこをしに行って
トイレの中でうんこをしている時に思いついたんだったと思う。

歌詞もよく、行き詰まって何も出てこなくなった時に
お風呂に入ったり
自転車に乗ったりすると浮かんだりする。
カチカチになった頭を一回リセットすると案外するりと答えが見えるものだなあ。

というわけで不安と夢
なるべくたくさん知ってる人がいるところでやりたいなあ。。
初日のクレストかなあ。。

桜井さん大丈夫かなあ。。
やるかなあ。。
どうかなあ。。

(Vo.G.小高芳太朗)