小高Blog

星が輝いていた

曲ができるきっかけというのは
いろんなところに転がっていて
街で聞こえてくる音楽だとか
ふとした時に聴いた曲だとか
ヘタしたらヒーターの駆動音とかも
アイデアになったりする。
俺はスマホの脱出ゲームが好きなんだけど
それはもうAPPアプリでダウンロードされているやつは
軒並みやるくらい好きなんだけども
ある脱出ゲームのBGMがものすごく綺麗で
これはどんなコード進行なんだろう?とギターで拾ってみたら
今まで一度も使ったことのないコード進行だった。
それが
イントロの
Am7→C→Gsus4
というコード進行で
なんてことない進行だけど、目から鱗で
世の中にはまだまだすぐそばに知らないことがたくさんあるなあと。
そして、このコード進行を絶対使いたいなと思って。
(GがGじゃなくGsus4なのがいいのだ)
そこから曲を作っていった。
サビも数年前に爆発的にヒットした曲が嫌でも耳に入ってきて
その曲のコードを拾っていたら
こういうやり方もあるのか…と、これまた目から鱗で
そのままではないけどそこからインスピレーションを受けて
メロディがパッと閃いて
これはいいサビだぞ!?と
そしてAメロ、Bメロと肉付けしていった。
展開としては
イントロはCメジャー
AメロはAメジャー
BメロからまたCメジャーに転調していく。
同主調という転調で
LUNKHEADの曲でもたくさん出てくる
もはや手グセみたいになってる転調です。
パッと思いつく中でも
loop、それ血、ふわり、あと…えーと…
ソロだと、もしも世界が終わる朝に、とか
あと山下曲のスポットライトもだな。
俺は転調を使う時はあまり転調感を感じさせないような流れを意識するんだけど
スポットライトはバキンと転調するので
同じことをやっているはずなのに
作り手によって聴こえ方が変わるのは不思議だなあと思った記憶がある。
そんな感じでとりあえず曲の構成もまとまって
デモをメンバーに送ったのは去年の秋で
次の日に桜井さんから
新曲いいね!!
ってLINEがきて
次会った時に、デモよかったよとメンバーに言われることはあっても
ここまで速いレスポンスは今まであまりなかったので
正直とても嬉しかった。
俺もいい曲ができたと思っていたので。
ただ、桜井さん、気に入りすぎたのか
この曲は絶対ギターソロがあったほうがいい、とか
アウトロもあったほうがいい、とか
なんかめっちゃエモくなってて
スタジオ練習の帰りに送ってもらってる時もずっと言ってて
ああ、、曲が長くなっちゃうなあ…と思いながら聞いてて
それでそこから練り直して
間奏とアウトロを足して
その分あっちこっちを削ったりしてデモを作り直した。
それでなんとか曲も長くなりすぎず
だけど構成は抜群にドラマチックになったと思う。

リフは山下が考えたメロディだけど
それとは別にシーケンスっぽいピロピロ~としたギターも入れていて
結構それがキモなんだけど
でもコードバッキングも弾いているのでライブでどうしよう…と色々悩んで
色々試した結果
イントロとリイントロは俺がピロピロを弾くことにしたんだけど
みんなにはどう聴こえてるんだろう??
星が輝いていたのライブ動画を見たことがないから
外音がどうなっているのかさっぱりわからん。
まあ俺のギターなんてあんまり聴かれてないしね。
山下は言う
おまえ別にギター練習しなくていいよ、と

1年をかけて、赤という曲と
この歌が終わるまでという曲を作って演奏してきて
この2曲はまったく違う時期にまったく違うベクトルで作った曲だったはずだけど
自分の中ではひとつの同じ座標に向かっていっている感覚が
振り返ってみると明確にあった。
曲調も歌詞もまったく繋がらない曲だけど
でも同じ憂いを抱いてる。
同じ人間が作ってるんだから
あたりまえかもしれないけど。
だから、星が輝いていたがこの2曲を繋げて
3曲でひとつの物語にできたら
この3曲をep.としてリリースすることにすごく意味が生まれるんじゃないかという気がしたし
それは自分の中でもすとんと腑に落ちた。
そんな思いを抱えながら歌詞を書いたら
俺にしては本当に素直に
プレゼントをもらうように歌詞が書けた。
もう、赤とこの歌が終わるまでがあったので
言いたいことはわかってたから。
星が輝いていた、という言葉は
書き始めた時から最後の言葉にしようと思っていたし
タイトルにしようと思ってもいた。
エンディングは決まってたんです。
身長の高い人に抱きしめられたら
自然と目線は上にいくでしょう?
そしたら夜空を見上げるでしょう?
そしたらそこには満天の星が輝いていたんです。
その時の彼女の気持ちは俺にもわかんない。
嬉しいなのか、愛しいなのか
びっくりしたのか
なんとも思ってないのか
俺にはわからないけど
でもやっぱちょっと救われたんじゃないかと
俺は思いたい。
彼女は多分これからも腕を切り続けると思う
死にたい朝に、不安な夜に
けどその痛みの先にこの夜のことがふと頭の隅をよぎってくれたらなと思うんです。
腕を切ったくらいじゃ死なないから
生きていてくれたらそれでいい。

星が輝いていたは、この歌が終わるまでのアンサーソングでもあるし
赤の続編でもある。
この歌詞が書けたことでこの3曲は完成したと
歌詞を書き終わった時、手前味噌だけど
俺はものすごくドキドキした。
すごいもの作っちゃったな!と。
赤を初披露した時
正直、会場はどんよりしていた。
歌詞が暗すぎるとか怖がる人すらいた。
あの時はしかたなかった。
赤は、吐き出すしかなかった。
ここで多くは語れないけど。
でもちゃんと救ってあげられたんじゃないかと
俺はハッピーエンドが好きなんだ。

もう星が輝いていたもリリースから半年以上経って
こないだの千葉LOOKでも笑顔で口パクして聴いてくれてる人もいて
そうやって誰かの日々の傍にいられることが
そして会いにきてくれることが本当に嬉しい。
まだまだこれから育っていくんだろうな!
楽しみだな!

ツアーも残り3本だ
みんないろんなことがあると思うけど
どうか健やかで
そしてどうぞお待ちしてます!!